旅立ち

私の隣に立つ愛しい貴方.
もしかして泣いてるの?

そう言う私も
なんだか視界がぼやけてる.

「永遠に一緒にいよう」と
約束したあの夜から
今、此処までの時間は
光の速さのようだった.

幸せをこの心で
貴方のおかげで感じたの.




この世界での最後の記憶は
涙でしょっぱくなった
貴方との優しいキス.

楽園まで

真っ逆さまに堕ちた
そこは出口の無い迷路.

振り返ったら飲み込まれそう.
もう二度と戻れない.

此処を抜ける時は
長い長い夢の中.

矛盾

全て壊してしまいたいのに
失って涙を流す自分がいる.

僕の言葉という容器の中に
想いという名の中身は
込められているのでしょうか?

心の叫びは自分にさえ聞こえず
深い闇の底に閉じ込められている.

自分の姿が消えていく.

記憶も想い出も全てが
塗り替えられていく.

やっと自由になれる.

望みは叶ったはずなのに.
今の僕の顔は歪んでいた.

眠る僕と君

全てを壊した君の心に
僕を入れてもらえないだろうか.
二度と出れなくとも
君の中にいたい.

例えそこが、

一筋の眩しい光も
儚き愛の幻想の欠片も
温かな思いの風も

全て消えた世界だとしても
僕は目を瞑って眠るよ.
゛君゛という存在があるから.

もしも君が消えたいと願うなら
僕も一緒に消してくれないか?



君のいない明日という未来は
僕には残酷すぎるんだ.